どうも、吉政です。
篠山で大きいイベントと言えば夏のデカンショ祭ですね。私も去年参加して規模の大きさに驚いたことはまだ記憶に新しいです。
デカンショ祭のホームページを見てみると大きな要素が3つあるらしく
1.長く続いている伝統ある祭
2.時代背景を移したデカンショ節
3.踊り
この3つが大きな要素であると書いてあります。
今回がその中でも2番目のデカンショ節について見ていきたいと思います。
デカンショ節 10選
全国に知られる民謡デカンショ節の歌詞を統一しようと、1998年「デカンショ節100年記念事業実行委員会」は、数多くある歌詞の中から代表的な10選を作ったそうです。篠山(みつ節)ー館山ー旧制一高ー全国寮-篠山と循環しながらつくられたデカンショ節は替え歌なども入れると200とも300ともいわれているそうでデカンショ祭でも歌われる歌詞はさまざまで決まったものはなかったそうです。
ここで代表的な10選を見てみましょう!
丹波篠山山家の猿が(ヨイヨイ)
花のお江戸で芝居する(ヨオーイ ヨオーイ デカンショ)
デカンショデカンショで半年暮らす
あとの半年寝て暮らす
丹波篠山鳳鳴の塾で
文武鍛えし美少年
丹波篠山山奥なれど
霧の降るときゃ海の底
酒は飲め飲め茶釜でわかせ
お神酒(みき)あがらぬ神はない
灘の銘酒(おさけ)はどなたがつくる
おらが自慢の丹波杜氏(たんばとじ)
盆のお月さん丸こて丸い
丸てまんまるこてまだ丸い
わたしゃ丹波の勝栗(かちぐり)育ち
中に甘味も渋もある
雪がちらちら丹波の宿に
猪(しし)が飛び込む牡丹鍋(ぼたんなべ)
デカンショデカンショと唄うて廻れ
世界いずこの果てまでも
私は篠山市民ではないので意味がよくわからないのもあります・・・
なんで調べてみました!
丹波篠山 山家の猿が
花のお江戸で 芝居する
これは、明治に入るときに篠山藩主や多くの家老たちが東京に居を移すこととなった時の情景を歌ったものらしいです。こういった当時の状況や篠山について歌ったものが多いみたいですね。次も見てみましょう。
丹波篠山鳳鳴の塾で
文武鍛えし美少年
鳳鳴の塾は今の県立鳳鳴高等学校のことを指しており、藩校振徳堂を前身だそうです。振徳堂において和算の指導にあたり学問の振興に努めたということで文武鍛しだとか。現在は武家屋敷安間家史料館として残っているそうです。
酒は飲め飲め茶釜でわかせ
お神酒(みき)あがらぬ神はない
酒を造り続けている造り酒屋のひとつの鳳鳴酒造を表しているそうです。
灘の銘酒(おさけ)はどなたがつくる
おらが自慢の丹波杜氏
灘五郷の酒を天下に高く知らしめた丹波杜氏が、地域の人々の誇りとなっていることを示しているそうです。
雪がちらちら丹波の宿に
猪(しし)が飛び込む牡丹鍋(ぼたんなべ)
この情景が丹波篠山にあり丸山集落と言われているそうです。篠山城下から約3キロ北部の
多紀連山山麓にある集落で、総家屋数 12 件の旧茅葺民家が特徴となっている。
こうしてみてみると本当に篠山について歌ったものばかりなんですね。情景や当時の状況を伝えるものとしてデカンショ節はわかりやすいものだということがわかります。
今回は歌詞の意味を全て見つけることができませんでしたが機会があれば他の歌詞の意味も探してみたいです。
デカンショ節は歌詞の応募があったり創作するにはとてもいいものです。みなさん独自のデカンショ節作ってみてはいかがでしょうか?