2015年12月11日篠山市が、ユネスコ創造都市(UNESCO Creative Cities Network)に登録されました。
今回の記事は、おふざけ要素がいっさいありませんので、笑いがほしい方は、恐れ入りますが、明日の笑点の時間までお待ちください。
昨日、篠山市がユネスコ創造都市に選ばれました。ユネスコの発表が昨日夜だったため、ソーシャルメディアではちらほら話題になっていましたが、本日の朝メディア各社、そして市役所にて加盟セレモニーが開かれました。
篠山市での取り組み
篠山では、景観や農産物、祭礼、丹波焼など豊かで多様な文化と資産をもとに、市民による文化・経済活動が営々と営まれてきました。「文化芸術創造都市」の文化長官表彰(H20)や築城四00年祭(H21)をきっかけに、市民が主体になって丹波篠山スタイルの暮らしの創造に取り組み、豊かな歴史や文化を後世に継承する創造的まちづくりを推進してきました。また、「篠山市創造都市推進委員会(H24)」を設置し、取り組みを加速させるとともに、暮らしに結びついた産業を育成するなど創造的なまちづくりを推進する行動計画である「篠山市創造都市推進計画」を策定(H25)し、「創造農村(農村のよさを更に伸ばしながら、活性化を図るまち)」のまちづくりを進めてきました。
この中で、篠山が継承・発展してきた景観や丹波焼などの文化的価値の発信や創造都市との交流による篠山文化の向上と、世界の都市への文化的な貢献を目指して、「食と器」をテーマに、ユネスコ創造都市ネットワークへ(クラフト&フォークアート分野)の加盟を目標に取り組んできたところです。
ー引用:H27.12.11「ユネスコ創造都市ネットワーク(UCCN)加盟について
今後の取り組み
・篠山市創造都市推進計画の事業の展開と創造農村の市内、国内外へのPR推進
・「創造都市ネットワーク日本(CCNJ)」の幹事市としての活動
・クラフト分野を中心に創造都市との交流を進める
国内加盟都市、韓国利川、アメリカサンタフェ、中国杭州、アンギャンレバン等
ー引用:H27.12.11「ユネスコ創造都市ネットワーク(UCCN)加盟について
そもそもユネスコ創造都市とはなんでしょうか。
筆者はなんにもわかりません。ユネスコって国連だったかな?世界遺産とかだったかな?程度でユネスコがなにかもあんまりわかってません。今回は、ユネスコとユネスコ創造都市を合わせて、怒られる前にちゃんと勉強しておきたいと思います。
ユネスコを知りたい
昨晩の発表から気になって仕方なかったので、休日の朝から自宅で虎視眈々とユネスコそして、ユネスコ創造都市について調べてまとめてみることにしました。弊社ミノウラは朝からセレモニーに参加してきたようです。
まずユネスコって聞いたことはあるけどなんなんだって感じなので調べていきます。
そもそもユネスコって?
1946年11月、国際連合教育科学文化機関UNESCO(United Nations Educational,Scientificand Cuitural Organization)は国連の専門機関として誕生しました。UNESCOは憲章の理念を実現するために、教育、科学、文化、コミュニケーションの分野で国際協力を進め、平和のとりでを築く活動をしています。
「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」(UNESCO憲章前文より) 引用:ユネスコ http://www.unesco.or.jp/unesco/
ユネスコのホームページを確認したところ、どうやら大きく分けて三つの活動があるらしい。
・世界寺子屋運動:発展途上国の教育支援
・世界遺産活動:世界遺産を守る
・未来遺産活動:日本の文化・自然を守る
なるほど、国連の専門機関で教育、科学、文化の面で国際協力し、そして、その活動を通じて、国際平和を実現していく機関なんだな。
しかも、1999年11月 – 2009年11月は、松浦晃一郎さんって方がかつて日本人で事務局長を務めたそうだ。
へぇ、これで少しユネスコ賢人に近づいてきました。
じゃあ今回の篠山市が選ばれた「ユネスコ創造都市」ってなんなんだ?? 調べていきましょう。
ユネスコ創造都市:文化の多様性を保護する
- ユネスコ創造都市とは、創造的な文化の営みと革新的な産業活動の連環により、まちを元気にしている都市のことです。ユネスコ創造都市ネットワークとは、グローバル化の進展により、固有文化の消失が危惧される中で、文化の多様性を保護するとともに、世界各地の文化産業が潜在的に有している様々な可能性を、都市間の戦略的な連携によって、最大限に発揮させるための枠組みで、ユネスコが平成16年(2004年)に創設しました。
- 引用:金沢市ホームページ http://www4.city.kanazawa.lg.jp/11001/souzoutoshi/what/index.html
地域のもつ固有文化をしっかりと継承し、その文化とともにまちを元気にしていこうということですね。
そして、文学・映画・音楽・工芸・デザイン・メディアアート・食文化の創造産業7分野から、世界でも特色ある都市を認定していくそうです。
今回、世界の47都市が認定され、日本からは唯一篠山市が、クラフト&フォークアート(工芸と食文化)部門で選ばれました。
これまで国内では、金沢市(クラフト&フォークアート)、浜松(音楽)、神戸市(デザイン)、名古屋(デザイン)、札幌(メディアアート)、鶴岡市(食文化)に過去選ばれてきました。
参考:ユネスコホームページ 47 cities join the UNESCO Creative Cities Network
日本遺産に続き、ユネスコ創造都市と勢いが止まりませんね。
今後このユネスコ創造都市の活動がどうなっていくか楽しみです。
それでは皆様よい週末をお過ごしください。
日本遺産についての記事はこちら→日本遺産について、市役所の人に秘密を聞いてみた