多紀連山とは、京都府から篠山市、丹波市にかけて高い岸壁上に連なる500m~700mの山々の総称で、旧多紀郡にちなみ多紀アルプスとも呼ばれる。主峰は御嶽(793m)で西ヶ嶽(727m)、小金ヶ嶽(725m)の3つの峰が中心となっている。(出典:Wikipedia)
今年は、5月10日より山開きが行われました。一度は行きたい多紀連山!ということで、登山初心者の4名で挑戦しました。
登山コースは、「火打岩→鳥居堂跡→大岳寺跡→御嶽→大たわ駐車場→小金ヶ嶽→迷い込みやすい谷→火打岩」 (参考:多紀連山ガイド http://www.city.sasayama.hyogo.jp/takialps/index.html)
水平移動距離:7.5㎞
はたして無事に登り切れたのか。さぁ~行ってみましょう。
火打岩から奥に進むと登山者用の無料駐車場があります。そこから300mほど下ると、民家の間から三岳登山口と書かれた案内看板が見えます。ここから直進して登山口に向かいます。
そこから最初の目的地「鳥居堂跡」を目指します。
開始10分くらいが「自然きれい~、癒される~」って感じでしたね。
最初の目的地「鳥居堂跡」。跡なので特に何もありませんが、初めての目的地にうれしくなります。
クリンソウとは1本の花軸から段に分かれて花をつける様子が仏塔の先端にある九輪に似ていることから「クリンソウ(九輪草)」と呼ばれています。現在、絶滅危惧種に指定されており大変貴重な植物です。
看板の後ろのクリンソウ。これが最大級の規模かと感心していると、他の登山者の方から、もっと奥が群生地だよと教えてもらいました。
そして、目の前に広がるクリンソウ。これぞ最大級ですね!感激。
開花シーズンより少し遅れていたため、下の方の花は咲き終わっていて、上の所だけ咲いていました。可憐なお花です。
第2のスポット「大岳寺跡」。跡なので特に何もありません、(2回目)
そして、最初の頂上スポット「御嶽(みたけ)」へ。
頂上には石室があり、手を合わせる登山者の方も。
中にタモさん風の岩がありますので、必見です。
標高793mからの景色。御嶽は、多紀連山の中で最高峰の山です。
頂上まで1.3㎞の案内板。今まで幾度となく難所を乗り越えて、御嶽も制覇しましたからね。それより低い小金ヶ嶽なんてあっいう間のはず・・・・登る前はそんな気持ちだったのですが。
小金ヶ嶽頂上までは、こんな感じの登山道を
こんな感じに登っていきます。(イメージ)
(参照:毎日新聞旅行スタッフブログ:http://blog.mainichisinbun-ryokou.com/kokunai/cat20/post_353.html)
最後の最後でこんな岩肌を登っていくことになるとは。自然の雄大さを感じます。
そして、到着した山頂!達成感じゃなくて、脱力。御嶽を登るよりも格段にきついです。
頂上からの眺め。お天気にも恵まれて、一面に広がる緑が本当にきれいでした。
そして、襲ってくる猛烈な疲労感とたそがれ。
14時過ぎに山頂で昼食。
そのあとはひたすら小金口を目指して下山します。坂道だから足が止まらない。坂道が終わると川の合間を歩いて出口を目指します。
そして、下山後の記念撮影。「にのさん」改め、「みのさん」のハイスペックなカメラをもってしても、下山後の負のオーラ漂う逆光は防ぎきれませんでした。
<今回の登山で学んだこと>
自分の体力に合った登山コース選びが重要。
すれ違う他の登山者の方々とのあいさつから生まれる交流も楽しい。
※ただ、「頂上まであとちょっと」の言葉は信じてはいけない。「ちょっと」は10分以内の距離ではありません。
運動不足を痛感させられる当日の疲労感と翌日襲ってくる筋肉痛も登山の醍醐味。
次回は、この苦しみを忘れたころにまた更新したいと思います。